●心の中の森を行く●

生きた証を残したい。私が言葉を忘れる前に

自分軸で物事を考えられる人になるために

自分軸を持つとなぜ幸せになれるのか 「自分軸」というのは自分なりの判断基準のこと。幸せな人生を歩むために自分軸が不可欠だと私が考える理由は以下の通りだ。 人にはそれぞれ個性がある。身体に例えるなら体型が違う。なのに、流行ってるからと言って同…

病人は布教活動の広告塔ではない

こことば別のブログで私は自分史のような記事を書き続けている。 「そういえばあの子、今ごろ何してるんだろう」 先日、いつもと同じように、懐かしい名前の1つをパソコンに打ち込んで検索した。 出てきたのは、とある特集記事。 闘病? 急性骨髄性白血病?…

心に溜まった汚泥を捨てて生きていく

長く生きていると、誰だって大なり小なり汚泥のように心にへばりつく不快感を抱えて暮らすことになる。溜まってくると心が重くなり、やがて重さに耐えられず歩けなくなる。 だから、倒れて動けなくなる前に汚泥は掻き出してしまわねばならない。 トラウマと…

夢を手放した手をだらりと垂らして暮らすほど、私は無欲な奴じゃない

夢は夢のままにしておくのがいい。叶わないから夢と呼ぶんだよ。 そんな言葉を聞くことがよくある。 確かに、追ってはいけない夢・実現させてはいけない夢というのは世の中にある。 極端な例をあげるなら、親を殺して自由になりたいなんて夢は絶対に諦めるべ…

夢を手放す時がきた

今年度いっぱいで私は退職することにした。 まだやれる。数字もとれる。 自分でも勿体ない辞め方だなと思い続けた。 その一方で、「もうアンタは役に立たないから辞めてくれ」 と言われて職場を去るみじめさを味わいたくはなかった。 この仕事は、子供の頃か…

喪失感は心の奥に真空地帯を作る

大切なものを失った時、人の心には大きな穴が空く。 私は既に両親と娘を失っている。長年重度の身体障害者として生きてきた両親に関しては、子供なりにある程度の覚悟をしていた。身体障害以外にたくさんの病気を併発していたからだ。 ところが娘は突然家の…

沖縄県勢のアルプススタンドで踊りたい一心でオカンは甲子園に行った

沖縄県民は高校野球をアツくアツく応援する。本当にアツい。(準)決勝まで残った時は、車社会の沖縄から車が消えた。みんなテレビの前で応援してるからだ。仕事や外出どころじゃないってことだ。 元々沖縄が独立国だったせいだろうか。 それとも、地理的に…

ブログ飯を夢見る若者を見て思うこと

副業としてブログを選ぶ人が少なくないようだ。 Wordpressや有料の「はてな」には、ブログをつかってカネを儲けようという人が少なくない。お小遣いレベルの人からセミリタイアを狙う人まで。 会社勤めの経験がない私には、厳しい労働環境で働くサラリーマン…

ツイ廃からの脱出

私のツイッターアカウント (imeyun_kana)は、亡くなった娘が作ったアカウントだ。 病気がちだったあの子は、このアカウントに執着が強く、「もし私になにかあった時は、このアカウントを消さず、ここからこの人の応援を続けてほしい」と言われていた。 この…

台風15号の被災地 千葉県に住んでいる私が考えた 災害への備えと支援

2019年9月9日に東京湾に突っ込む形で上陸した台風15号は、台風の目の右側地域を無残な姿にしてしまった。上陸時の気圧は960hPa。沖縄を直撃する台風と同じレベルだ。ここまで気圧の低い台風が本土にやってくることはほぼなかった。 成田空港から出ていく交通…

脳外科病棟のタメグチ介護師に私は言いたい

沖縄弾丸旅行が終わりに近づこうとしている時、右手足の感覚がおかしいことに気づき、私はだんだん焦りはじめた。 羽田空港から乗った空港バス車中で、とうとう右手が何を触ってるのか分からなくなってきた。このまま家に帰ったらマズいかもしれん。しかも夜…

変人夫婦論 お盆に義実家へ行く意味が分からない

私は結婚してもうすぐ25年になるけど、盆と正月に夫の実家に行ったことがない。夫もそうだ。年始のご挨拶とか、法事の席にやってきたこともない。 どちらの両親も「うちの子も変わり者だからねえ・・(だから配偶者が非常識なのも仕方ないよね、お互い様よね…

沖縄大好きな本土の人間が沖縄の人達に伝えたいこと

今日は少しセンシティブなことについて書こうと思う。 沖縄の方と話したりツイートのやり取りをする時に、「この方は本土(沖縄県以外の日本)のことをどう思っているだろう」といつも気にしてきた。私達の間には、悲しく残酷な歴史があるからだ。 今まで心…

講師の時間を無償で奪うことを当然と思う受験生に

愚痴りたいと思う。不快だったらすみません。 私は副業で予備校講師をやっている。毎年のことだが、突然 「過去問を解いたんですけど答えがないので採点して」 とか 「自分がやってる問題集の長文和訳を添削しろ」 と、講師が引き受けるのは当然だと言わんば…

若かった頃の自分を そっと慰めてあげませんか?

誕生日がくる数十分前、私はたまたま道頓堀川のほとりに座ってた。 ついさっきまで、近くの沖縄料理店でお笑いライブを見てた。ぼっち参戦というやつだ。沖縄からネタをひっさけげ大阪のお笑いに挑みにきた、3人の若者のエネルギーを眩しく思い出す。 30歳を…

慢性痛と 抑圧された怒りとの関係

とある場所の慢性痛をしっかり治そうと思い立ち、深刺しで有名な某鍼灸院に3度通った。 電気が走るようなびしっ!とした激痛から、強い肩こりのような鈍痛に変化した。もう少し通えば鍼だけで治るのかもしれないけど、慢性といっても数ヶ月前の捻挫。なぜ治…

老齢年金額の低さを嘆く沖縄の老人を叩く前に

増える老人、増える現役世代の負担。 若い世代が老人に文句を言いたくなる気持ちは、私にも理解できる。私も夫も、一応現役世代側の人間だ。 さっき私のツイッタータイムライン上をこんなニュースが流れていった。老齢年金を受給している沖縄の高齢者が登場…

夫が酷いパワハラでどんどん憔悴する中 私は腰痛で動けなくなった

15年前。 外資系を渡り歩いてた夫が、更に上を目指して転職をした頃だ。採用するしないで、日本支社と海外の本社とで意見が合わず、結論が出るまでにひと悶着。最終的には日本の採用担当者の意見が通り、半年間の試用期間が設けられた。ところが日本側担当者…

AmazonアソシエイトとGoogleアドセンスに 10記事で一発合格した

私は書いているブログの1つをAmazonアソシエイトとGoogleアドセンスの審査に出してみた。Wordpressでaffinger5というテーマを使い、独自ドメインで書いているブログだ。 ここじゃないよ。ここは無料版を使わせてもらってるから、審査対象外なんだ。 -------…

大学に通う最適な時期はいつだろうか

高校を卒業したらすぐに大学。日本ではそれが当たり前だと思われている。はっきりと将来の夢が決まっている高校生ならそれでもいい。例えば看護師。体力勝負の専門職なので、現場に出るのはなるべく早い方がいいだろう。 しかし、将来の夢が固まっていない段…

伴侶にも適材適所ってのがある

私と結婚する前に、夫は歯科医の娘さんと見合いをしたそうだ。もう25年も前のことだ。当時の歯医者さんは、ほぼもれなく結構お金持ちだった。 その人とは2度会ったそうだ。その後すぐに向こうから断ってきたらしい。間に入った人の話によると、夫宅の様子を…

後回しにしてはいけないこと

大事なことは絶対後回しにしてはいけない。 夫の母が90歳の誕生日を迎えた日のことだ。誕生日当日になって「仕事の納期が間に合わないから今日は帰省しない」と夫が突然言い出した。 「仕事が終わってから帰省する」 「仕事のキリは私には分からん。でもどう…

メインブログはWordpressにすることにしました

読んで下さる方、ありがとうございます。お久しぶりです。 これまでずっと、「はてな」に残るかWordpressでサイトを作るか悩んできました。 「はてな」には、新参者のブログでも見つけてもらいやすい仕組みがあります。これはとてもありがたい機能で、10記事…

ダイエットに失敗する人は自己評価が低い

この1年半で私は45キロ軽くなった。 これまで何度も何度もダイエットを試みてはきた。何とか10キロ痩せたというのに、いつも何かのはずみで気持ちが緩み、また体重は元に戻っていく。基礎代謝が高い若い時でさえそうだった。 人生の一時期を除けば、私はと…

【弔辞】障害者家庭で育った娘に進学への道を拓いて下さった先生へ

障害者を両親に持つ女子高生にとって、大学への進学にはとても大きな壁が立ちはだかっていました。 一番の壁は親戚の大反対。その理由は3つ。 ①普通の家庭でも、女の子は高卒もしくは短大に進学する。せいぜいお嬢様女子大。四年制の国立大学に進学するなん…

ねこが逝った。おまえを拾った公園の花と共に<2>

前回の記事を書いてからもう随分経った。 誰も通らない草むらから転げ落ちてきた子猫は、長寿猫の表彰を受けて程なくして亡くなった。今はその賞状を背にして、骨壷の中で静かに座っている。抱き上げると、ひんやりとした陶器の壁に当たって無機質でかそけき…

ねこが逝った。おまえを拾った公園の花と共に<1>

移動火葬車の窯が開いた。 「ここはこいつと最初に出会った場所なんだ。だからここで見送ってやりたくて」 ぬいぐるみのように軽く、軽石のようにごつごつした身体を抱きしめながら、私は家族の話をじっと聞き続けていた。 ここは幹線道路からほど遠くない場…

独り旅バックパッカー歴30年超の女が語る【貧乏旅行の宿事情】

スマホがない。デジカメない。スマホは当然あるわけない。ネットもない。コンビニない。LINEって何だよ線のこと?・・・私が独り旅を始めた1985年の日本はこんな感じだった。 出来事で振り返ってみるならば、日本航空機が御巣鷹の尾根に墜落して世界最大の航…

人生はパラグライダーで大空を舞うがごとく

人生はパラグライダーで空を飛ぶのに似ている。 飛ぶためにはまずどこかに登らねばならない。これが子供時代。 子供の頃から夢や人生の目標が明確な子達は、周囲の助力や助言をもらいながら、自らの意思で山を登り、方角を定め、山肌を蹴るタイミングを冷静…

障害者による家庭内暴力の果てに残ったもの

お気の毒な家庭と思われていたであろう我が家も、私が小学生の頃まではそれなりに平穏で居心地も悪くなかった。そんな家庭内バランスが崩れ始めたのは、私が中学生になってすぐのことだ。 その頃の母は正社員の仕事を得て我が家の大黒柱になっていた。詳しい…