●心の中の森を行く●

生きた証を残したい。私が言葉を忘れる前に

ブログ飯を夢見る若者を見て思うこと

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副業としてブログを選ぶ人が少なくないようだ。

 

Wordpressや有料の「はてな」には、ブログをつかってカネを儲けようという人が少なくない。お小遣いレベルの人からセミリタイアを狙う人まで。

 

会社勤めの経験がない私には、厳しい労働環境で働くサラリーマンのことをあれこれいう資格はない。でもあえて言わせていただくとしたら。

こんな不安定な界隈に、若くて馬力がきく貴重な時間を割いていいんだろうか。

 

昨日あたりから、ゴリゴリとブログを書いている人達がツイッターで騒ぎだした。googleアルゴリズムが変わって、自分のブログ記事やアフィリエイト記事の検索順位が激落ちした人達だ。

googleは突然に検索順位の大変動を起こす。

ブログにしろアフィリエイトにしろ、所詮はgoogleが「ふっ」と息を吹きかけたら消えるロウソクのような存在だ。会社勤めがいくら辛くても、ロウソクにすがろうとするのは危ない。火傷するよ。

 

逃げ道は他にないのだろうか。

ブログやアフィリエイトで食えなかったら貴重な若さが無駄になる。文章力をつけることは大事だけれど、仕事の専門性を高める方向に時間を割いたほうがいい気がする。

65歳を過ぎてもまとまったカネが稼げるだけの専門知識を仕入れた方が、よほど時間の有効活用だと思うのだけれど、どうなのかな。

 

ブログの書き方を指南する人達は、「1日1記事書きなさい」とブログの素人に言い放つ。数時間残業をして帰宅後にブログ。一体何時に寝て何時に起きてるんだろう。素人にそんだけネタがあるだろうか。書くネタが溜まってないのに記事数だけ増やして何の意味があるんだろう。

文才とネタ発見能力を持っている一握りの人はともかく、文章を書くことが苦手(もっと言えばヘタ)な人が粗製乱造した記事だ。google検索が評価してくれる可能性はどれほどあるだろう。

 

次に掛かる声は、「あなたのブログを添削します」「ツイッターのフォロワーを爆増させる方法を有料で紹介します」「サロンに入りませんか」という誘い。結果が出ない新米ブロガーには魅力的な言葉だ。

1か月数万とるサロンもあるようだ。コスパ的にどうなんだろう。

結果的に、会社に搾取され、インフルエンサーと呼ばれるブログやアフィリエイトの先輩たちにも搾取され、ブログを毎日書くために時間を捻出する必要がある。

 

もう人生を半世紀生きてしまったオカンの私から見ると、なんというか、若さの無駄遣いをしているように思えてならんのだよ。

 

本当に書きたいなら、しっかりネタと文章を練って趣味として書き、月に数千円でも稼いでくれる自販機になればラッキー♪くらいに考えてた方がいいと思うんだけどな。

 

「新米ブロガーです」とツイッターでフォローを掛けて下さる方のブログを見るにつけ、ムリくり記事を書き続けてる大変さが伝わってくるような気がして。

 

毎日1記事みたいな根性論的千本ノックは止めた方がいいよ。

 

社畜人生に疲れました。ブログで会社を辞めたいです」

そんなプロフ、腐るほど見るよ。個性がないブログに読者はつかないよ。

 

ブログは楽しんで書こう、とりあえず。

 

夢を見るのはそれからだ。